7月8日14時~、私は一般公募で、2年間の任期を委員として携わる事になりました。「山田西の畳屋です」と自己紹介させていただきました、吹田市の為に微力ですがお力添えができたら幸いです。

商工業振興対策協議会は、3部会に分かれています。

・事業所実態調査作業部会

・(仮称)企業誘致・起業家支援施策検討作業部会

・商業の活性化に関する要領・要項制定作業部会

3つとも漢字ばっかり並んでいて、どれにも関わりたくなくなりますが、私はできる限りどの部会にも顔を出せるよう、努力することにしました。とは言うものの、本業のお客様が第一!体が資本なので健康にも気を配り、無理の無いよう頑張って行きます!

「商業の活性化に関する要領・要項制定作業部会」吹田市の商店街で新規でお店を出すときに、各「商店会」への加入を促し、商店会の理念の下、地域の皆様に貢献できる体制づくり、環境への配慮、大型店との協調を図る為のマニュアルを、この部会で作っています。

商店会の会長さんや役員さんは、シャッターが増えている商店街の先行きを真剣に案じています、最近は商店会に加入しない業者もあるので、「この条例によって、なんとか加入することを前向きに考えて欲しい」と言っておられました。

私は商店街で買い物をするときに、一番困る事は「駐車場が少ないし、無料でもない事」
近所の人が歩いて買い物をする、あるいは電車で来て買い物をして帰ればよいのですが、今の時代 それが通用するのでしょうか?20年30年後は地域密着型に戻る傾向にあるかも知れませんが、今には今の手を打たなければ、効果は得られるのかどうか?

これから先の日本は、学力よりも「人間力」が必要になってきます。商店街の「人情」は、人が忘れてはいけない大切な事を教えてくれる場所でもあります。ゆとり教育をすぐにでも廃止して、塾ばかり通わせるのではなく、自然と触れ合う機会を増やし、本物の芸術・音楽・芸能で五感を磨き、年長者を敬い、もっと身近にある幸せを見つける心を育む。

「困った時はお互いさま」の精神は、どこへ行ったのやら!私たちは日本人なんだから、もっと日本の美徳を後世に伝えなあきませんよ。

「事業所実態調査作業部会」では、吹田市の事業所にアンケート用紙を配布して、回答を求めたものを参考に、行政が吹田の事業者に必要な施策を考えます。

吹田市の全事業所の約20%から回答がありました。かなり低い回答率なのは、市の職員を各事業所に予算の都合上、派遣出来なかった事などが理由に挙げられていました。

この低い回答率の数字だけを見て、吹田市の事業所に必要な施策を模索出来るのかどうか?私は肌で感じる各事業所の現場での様子など、両方を合わせて比べ意見をした方が良いと思いました。だから私は、一畳店の事業主として、色々と発言させていただきました。

吹田市には医療関係の企業が多く、卸売・小売業に関しては非常に強く、その分野では吹田市だけで奈良県に匹敵する数字を出しているそうです。

安泰企業が多い地域は「江坂」でしたが、吹田全体を見ると、今回の実態調査の数字では、卸売・小売企業の多い江坂を抜きにした調査結果が、本当の吹田市の姿なのかなと感じました。また、アンケートを提出出来ていない約80パーセント近い企業の大半が、本当に厳しい経営をしているのだろうとも想像できます。

雇用や人材育成の数字に関しても、厳しい経営状況がうかがえます。人材育成をしなければ将来が無いが、ゆとりが無いため、即戦力になりそうな人材を探す。苦しい状況を何とかしようと経営努力を考えるが、生活と時間に余裕が無いため、良い方法を見つけ出すことが困難。融資に関しても借りられない状況にある、もし借りられたとしても、返す自信が無い。

このように中小零細企業の「現場の声」を聞いたり、数字を見たりしていると、国の政治家達がやっている政策に腹が立ってきます。法人税減税で日本全体の数%しか無い日本経団連の面々を救済する必要があるのか、アメリカ思いやり予算と題した「アメリカのゆすり」にビビって、国民の税金を政治家の保身の為に使ってる場合か!中国を見習え、彼らはアメリカに対してハッキリと「NO!」が言えるではないですか。世界一の技術と勤勉さを合わせ持った、日本の中小零細業の為にこそ、大切な国民の税金を使ってもらいたいものです。

[企業誘致・起業家支援施策検討作業部会」では、吹田市の空きビルの有効活用や、新規開業者の支援策などを考える部会になっています。吹田市の開業率は全国6位「29.0%」で、非常に高い開業率を誇っています。が、それを上回るのが廃業率(35.8%)です。非常に活発な新陳代謝をしているのですが、定着する事業所を多く確保するべく、部会で対策を練っているのです。

吹田市を活性化させるべく、H22年12月の部会で、吹田市主催「起業家交流会」開催の提案があり、H23年2月23日(水)午後6時30分~午後8時30分、商工振委員小川さんの会社「淀川ヒューテック株式会社、6階会議室」にて「吹田市起業家交流会at江坂」と題した、記念すべき第1回目の交流会を行いました。

江坂には公的な集会所が無いため、小川会長のご好意に甘え素晴らしい会場と50名程の参加者で、非常に活気のある交流会となりました、当日のグループディスカッションでテーブル長を務めるのは4名、吹田市産業労働にぎわい部・総括参事、江原氏、大阪府中小企業家同友会吹田部会長・高木氏、吹田市民主商工会事務局長・西尾氏、商工振委員・後藤,,,

最初の3人は商工振のキーマンですが、その中の1人にポツンと私が入りまして、当日は何か悪い冗談だと思っていましたが、どうやら本気らしいので身を引き締めて討論の趣旨と討論の進め方について打ち合わせをしました。

討論のテーマは「自分の生業と未来の夢」事業の継続・発展は地域経済の活性化をもたらす。私の担当テーブルには、製麺所経営の方・漫画家・弁護士・税理士・WEBデザイン・バレエ衣装製作・語学コンサルタント・将来起業を希望したい人、実に様々な業種で構成されており、討論に慣れた方、そうでない方、沢山喋る方、何を喋ればよいのか分からない方と個性もバラバラ、とても与えられた時間では足りない交流会となりました。もっとこのような機会が作られるよう期待しております。交流会終了後も名刺交換など盛んに行われました、二次会は江坂の居酒屋で会費を集めて懇親会があり、残ったメンバーで更に深い交流が出来ました。