ケアステーションありす←クリック
吹田市山田西3丁目21-14に「ケアステーションありす」があります。レックスマンションの急な坂を上っていくと、左側に黄色いお家があります。車で行く場合は、さつき障がい者作業所の道沿いにある住宅。
そこで ケアステーションありす を経営しておられるのが、代表の山本智也さん。
玄関先にはお洒落なスクーター「ベスパ」が止まっています。
玄関に向かって左側に、下に降りる階段があり、これまたお洒落なウッドデッキ付のお庭。

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会社としては、24年12月に「株式会社エナジーワン」として立ち上げ、25年4月1日から「ケアステーションありす」をオープンしました。
山本さんは以前、吹田市出口町にある「さつき障がい者作業所」で働いていました。障がい者の方たちと一緒に過ごすことによって、障害を持った方の、とてもピュアでまっすぐな所に心を打たれ、さつき作業所に7年間勤めていました。
23年の忘年会の時、独立して開業することを決めて現在に至っています。

しかしここまでの道のりは、まっすぐではありませんでした。
造園の仕事を吹田市から受けられるように、造園1級を取得しようと勉強しました。学科は大丈夫でも、実技のレポート等を求められると、現場での経験がなく 合格点には至らず…今はできる仕事を頑張りますが、「そのうち必ず1級にチャレンジする!」と、山本さん。

スタッフは山本さんを含めて常勤4人、登録3人の態勢です。
現在の業務内容は、訪問で家事や買い物のお手伝いをしたり。どこかへお出かけをする場合など、障害者の方専門のガイド役を務めたり、対象は障がい者の方には限らず高齢者の方のサポートも受けることができます。
業務内容は簡単そうに見えますが、体力的に厳しいことが多いです、たとえば行動障害を持っている方には、外出する場合 必ず2人の解除が必要になります、片時も目を離せず 緊張が続きます。
とても大変な仕事ですが、山本さんをはじめ、障害者施設で働く人たちは「障害は 個性」と、とらえており マニュアルがない、答えが無い仕事ではありますが、とても遣り甲斐と充実感を感じておられます。

私と山本さんとの出会いは、チーム山田のメンバー「珈琲クラブAmi」さんの紹介で、山本さん宅の畳を替えさせていただいた事で知り合い、ちょうど起業準備中だったので、その時に是非取材に伺いたい!とお願いしたのです。
5月には吹田市起業家交流会at吹田メイシアターにも参加され、人と人のつながりも大切に考えておられます。
山本さんが1番こだわっている点は、「来られる方の個性を尊重したい。提案はしても決定権は利用者の方にある。なによりも、この仕事を自分が楽しみながらやっていきたい。」そうおっしゃられていました。
山本さんの第一印象は、ちょっと強面(こわもて)で、無口そうな感じでしたが、話をすると、とても親しみやすく、笑顔がかわいらしい人です。自分は人材に恵まれている!と言われてましたが、山本さんの人徳だと私は感じました。