７月２４日１２時に、薄型テレビもしくはケーブルへの契約など地デジ対策の出来ていない世帯は、テレビが見れなくなると脅しをかけられていた。
我が家にあるテレビは３台、つぶれてもないテレビを買い替える気など起こらず「本物のエコ推進派なので」しかたがないから、３千円代で購入できるチューナーでも買おうかと考えていた。

７月に入ってから、早い梅雨明けも手伝ってか、仕事が殺到した「もちろん畳の仕事」今年は東日本大震災が起こり、３～５月は例年に比べて非常に少なかった、しかし６月からは仕事も順調に増えて「地域のお客様に感謝」７月は１日あたり１４時間働く日が続いた、ｺﾞﾄｰたたみ製作所のご近所の方はご存じな方もおられますが、私は残業はせずに早出をするのです。夜は１９時まで、朝は５時から、個人事業の経営者は、体調管理も仕事のうちに入りますので、「残業」というマイナスな言葉ではなく「早出」というプラスなキーワードを得て仕事を前に進めます。

話はそれましたが、チューナーを購入して地デジ対策をやろう！と思っていたのですが、出来ないまま２４日を迎えた、使えるテレビを所有しているのに、何故こんな事をしなければいけないのか、、ブツクサ言いながらホームセンターに行きました。店内を探してもそれらしい物は無く、諦めて帰ろうとした時に「地デジ対応チューナー」の棚があった、朝１０時の開店時間に行ったのに完売？その横には「この先追加仕入れはいたしません」と書いてある。あ、そうですか！と、家電量販店に行きチューナーの棚を見つけるが「完売」の文字。テレビを売りたい家電屋に置くわけないか！と思い、さっさと家に帰った。

家に帰って、子供が借りてきたアニメのＤＶＤを一緒に見ていた、チューナーは来週中になんとかすればいい、せっかくだからテレビが映らなくなる瞬間を見届けてやろう！

１２時２分前にテレビをつけた「長年のアナログ放送を東北３県を除いてデジタル放送へ移行します」時報が鳴った、まだテレビが映っている、画面下のテロップに「平成１５年までにデジタル化をして下さい」と書いてある、私の住まいは分譲の公舎なので、共同のアンテナが付いている、だから映るのだろうか！？

これを知らずにチューナーを購入した方や買い替えをした人たちにとって、いったいこの騒動は何だったのか、結局エコという名の「エゴ」に翻弄させられられたのか！と考えると、なんとも言えない怒りのようなものがこみあげてきた。私は大量のゴミと化したブラウン管テレビが、家電量販店の身勝手な都合により、ゴミ処理を代行させられた業者によって、山の中「林道など」に不法投棄されていた事実を忘れていない。